20歳でグラフィックデザインの専門学校を卒業し
結婚 離婚 子育てをやっていく中で
職を転々とすることになりました
もともと人付き合いは苦手なのですが
どちらかというと金銭面での転職が大きかった
子供が大きくなるにつれてお金がかかります
それにつれて転職したような気がします
印刷会社(正社員)
デザインの専門学校を卒業して
印刷会社で現在のDTPと言われる仕事についていました
当時はパソコンもなく 文字は写植で文字を打ってもらい
版下を作るという作業でした
指定したフォント 大きさ 文字数 行数で打ってもらい
それを切り 台紙に張っていく
写植機(高価)は見たことはありませんが
パソコンのようなモニターはなく
当時は印画紙に焼くまで出来上がりは分からないと聞きました
(職人さんの勘もあるらしい)
文字の間違いがあると切り張りで替えるか
大幅に打ち換えるか
今ではパソコンで簡単に修正できるようになって
随分変わりました
出来た版下はオフセット印刷で使います
また写植を使わない活版印刷もありました
活字を組み合わせて名刺やはがきを作るという方法です
(オフセット印刷ができるまでは冊子物も活版でした)
一文字一文字を拾ってきて 文章に並べて組んでいくわけですが
文字にルビを打つ時は 細かい活字を使うという実に細かい作業です
現在ではこういった手作業が減ってきたわけですが
人間が退化しないか心配です
大手ハム工場(アルバイト)
結婚出産離婚後 就職難で職がなく始めたアルバイトです
ハムやベーコンを切って 包装するという作業でした
学校給食用など 500g 1kgなどまとまった数です
100gだとプラス10gほど計っては 包んで袋に入れますが
ハムがどんどん切れて積みあがっていくので スピードを要しました
そして包んだハムをケースに入れて積み上げていくわけです
10kgぐらい入ったケースを胸以上の高さに積むことがあって
なかなかの肉体労働で 人生で一番のマッチョな時期でした
懸垂がエンドレスでできるという 嬉しい筋肉でした
店頭でよく見る 真空パックはライン作業で
たまに手伝うこともありました
流れが速いので気を抜くと間に合いません
また大手企業の係長 課長 部長と接することもあって
こういう人物が役職になるんだなと典型的な例を見た気がしました
しかし3年勤めましたが
不景気ゆえ パートにもなれないし 通勤が遠いので
転職を決意しました
意外と係長に惜しんでもらえてありがたかったです
管工事会社(正社員)
ハローワークで探した管工事店 株式会社でしたが個人経営で
従業員は社長 奥さん 作業員2~3名の小規模での事務でした
定年で辞められた方の引継ぎで その方がとても優秀な方だったので
事務が完璧なほどシステム化されていて(アナログですが)
その通りにやれば簡単にできました
(お陰で入社後数カ月で日商簿記3級が一発100点で合格できました)
建設業でしたので経営事項審査もあって いろいろ勉強になりました
(建設業経理事務士3級も取りましたが経営事項審査の対象は2級から)
ところが経営不振で 昇給もない
仕事も掃除と帳面をつけだけで 午前中で終わります
電話もほとんどない
仕事がないというのも苦痛でした
(草取りをするにも限界がある)
5年ほど勤めましたが退職しました
子供が中学校に上がると 正社員とはいえパートみたいな手取りじゃ足りません
ボーナスも5万ほどでした
染物工場(正社員)
こちらもハローワークで応募しました
ここは天職でした
デザインとAdobe illustratorでデータ作り(パス化)で
長時間パソコンに向かっていても全く疲れませんでした
製版もやりましたがこちらは不器用なので苦手分野
デザインは好きでしたが 自分のセンスに自信がなく
葛藤の日々でした
数年して社長がほぼ代替わりで 従業員がほとんど総入れ替わりになり
将来の不安を怯え
娘の結婚も相まって(祝金に退職金をあてた)
10数年勤めましたが退職しました
子供の一番お金がかかる時期だったので収入的には助かりました
大手アイス工場(契約社員)
タウンワークで見つけました
夜勤がありましたが 高収入になるのに惹かれて応募しましたが
1ヵ月ほどで退職しました
夜勤はもちろんきつかったです
朝帰って 昼間はぐっすり寝付けないのです
夜勤のメリットは掃除をしないでいいことと
車を工場の敷地内に停めれることだけでした
人気アイスの機械に素材をセットするわけですが
素材が段ボールに入っていて(軽くはない)
コンベアに載っているのを運び
箱開けして 機械にセットしていく
10個ほどをまとめてセットするのに最初は上手くいかない
崩れては大惨事です それを8列 地獄
(寝たままセットする動作をするほど うなされました)
真っ直ぐラインに並んでない時は正す ゴミもはずす
ラインはなかなか早いので間に合わないことが多い
それにチョコが投下されるわけですが
チョコがついてない時ははずす
(コンベアで流れてくる段ボールも気にしないといけない)
ここまでを一人でやる 地獄
(人気アイスが50年ということは機械も50年?人力すぎる)
アイス工場なのに 汗だくで働いてました
掃除もハム工場より厳しくて大変でした
毎日の掃除と 週一の掃除と 月一の掃除
規模が大中小と長時間かけてやってました
アイスは食べ放題という うたい文句でしたが
へとへとに疲れているので食欲もなく
好みのアイスもない
何人も仕事を教えてくれた人は励ましてくれましたが
自分には合わないと思いました
大手精密機器工場(契約社員)
インディードで応募
精密機器を検査する仕事でした
入る直前は残業が多かったらしいのですが
納品する会社からストップがかかって
仕事ができないということが数カ月あり
契約社員 派遣社員は大量解雇という目に合いました
ここでは6カ月以上勤めていたので 有休も使え
10数年勤めた分の失業保険をいただくことができました
ちょうど長女の出産で 3週間ほど手伝いに行けましたので
タイミングが良かったです
冷凍倉庫(契約社員)
タウンワークで応募
冷凍食品の倉庫でトラックから運ばれてくる冷凍食品の検品です
ここも忙しかった
8時に10tトラックが8台いっきに下ろし始めるのです
(しかも順番待ちがいっぱい)
8時15分にベテランのパートさんが3人やってくるのですが
たった15分が地獄でした
納品書をさばいてハンドスキャナーで賞味期限と数を検品していきます
パレットには6回しや8回し(小さいと24回し)を数段重ねてあり
それが数台あったり バラであったり 種類が多い
主に大量で 小型のリフトがガンガン運んでいく
昼からは朝ほどの物量ではないですが種類が多く
パートさんも変わる
夕方近くはまた別の場所で似たような作業
大変なのは納品予定が無いもの
事務所に連絡して確認待ち
火曜日は毎週棚卸しがあり
-30度の冷凍庫に追加商品を探しに行くという作業もありました
カゴ台車10台ほどにコンテナが10個ほど重なっていて
その中から探し出すのです
カゴ台車も奥の方に入り込んでる時は引っ張り出してました
コンテナも一番下だと全部下ろすわけです
(このまま見つからず凍死するかもと思いました)
めちゃめちゃ忙しかったですが 仕事も覚えられて
やりがいも感じ出した時
コロナ感染者からの濃厚接触者認定で2週間待機になり
有給がつかなかったので
給付金をもらおうと会社側に相談しましたが折り合いがつかず
会社側の対応に絶望して退職
(他の契約社員さんと違って正社員と同じ仕事を任せられていたのに
昇給は5年後と言われた)
大手小売店(パート)←いまここ
今まで何なく仕事を探してきたわけですが
求人が全くないという時期に入り
藁にもすがる思いで マイナビにあった小売店の物流センターに応募
(今思えばお互いに藁にもすがる思いだったんじゃないか)
小売店に併設された物流センターで
自分は運動の為 商品をピッキング整理するつもりで行ったのですが
事務所の事務作業を言われました
主に翌日配送の伝票の確認とその配車と
当日売り上げのレジ打ちです
毎日昼休みも取れない程忙しいですが
かれこれ3年を超えました
まとめ
転職しすぎじゃね?
履歴書に入りきれん
という人生ですが
色々な職場で色々な体験ができて
新たな事も分かったり
長年勤めたところではボケ始めていたのに
今は頭がはっきりしているような気がします
ただ退職金がないことと パートなので収入が少ないので
あまりお勧めできません